腰痛も健康もこれがキーワードですね!!
「腰痛」
若者から中高年まで、男女を問わず、 多くの人が苦しんでいる腰痛。
毎日座ってパソコンに向き合う姿勢をし続けている私も、腰の周りの筋肉が硬くなり、「腰が痛い」と感じることがよくあります。
こんにちは、ニュートラジェンの石井です。
今回は、「腰痛」を取り上げてみました。
腰痛は大きく「急性」と「慢性」に分けられます。
急性は、重い荷物を持ち上げようとして起こる、いわゆる「ぎっくり腰(急性腰痛症)」
急性腰痛の場合、8割ほどは2週間以内に自然治癒するそうです。
慢性の腰痛は、腰の痛みが3か月以上続く状態。
しかし、原因が分かっている腰痛は全体の15%程度。
原因が分かっている15%には、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、圧迫骨折、がん、尿路結石、子宮内膜症などがあります。
驚くべきことに、85%の腰痛は原因不明ということです。
85%が原因不明なんて~????
原因が分からない腰痛の理由として考えられるのが、ストレスなどの精神的なこと。
えっ、腰痛の原因がストレス!!
そうです。精神的なダメージが腰痛となっている場合が多いのです。
何故か?
それは、痛みが伝わり和らぐ仕組みを見ればお分かりになると思います。
① 腰から、痛みを感じる信号が脳へ伝わる。
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② 脳からドーパミンという神経伝達物質が多量に放出される。
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③ 脳内でμオピオイドという物質が多量に放出されます。
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④ 神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンが放出される。
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⑤ 痛みの信号を脳に伝える経路が遮断される。
これは、「ドーパミンシステム」と呼ばれる痛みをコントロールする脳のメカニズム。
この仕組みによって、腰痛などの痛みが気にならなくなったり、我慢できたりするようになります。
このシステムひとつ見ても、人間の体ってよくできているというか、不思議というか、素晴らしいメカニズムとともに生かされているのだと感心してしまいます。
ところが、ストレスなどで精神的に負担があると、脳でドーパミンが放出されなくなります。
そうなると腰痛が長引いたり、わずかな痛みでも強く感じたりするようになります。
つまり、「ドーパミンシステム」がうまく働かなくなるということです。
そしてまたその痛みがストレスとなってドーパミンの放出が少なくなり、さらに痛みが慢性化するという悪循環に陥ります。
長引く「腰痛」、まずは過度にストレスを受ける日常を送っていないか、振り返ってみてください。
また、軽いストレッチやウォーキングなど適度な運動で、体を伸ばしてみてください。
運動不足で腹筋や背筋の筋力が落ちれば、ますます腰痛体質から抜けられなくなってしまいます。
「ストレスと上手に付き合う」
これが、腰痛予防、健康維持のキーワードですね。
まずは、十分な睡眠時間を確保することからお試しくださいね。