虚実の証 あなたは、どのタイプ?

「私、触られるの嫌いやねん」

 

先日、マッサージの話が出た時に
友人の言葉

 

こんにちは(*’▽’)
ニュートラジェンの石井です。

 

マッサージ好きの人からすれば
マッサージを嫌うなんて~~
なってしまうかもしれませんが

 

漢方を勉強している私は
なるほどな~

 

なぜ、なるほどと思ったのか・・・

 

それは、漢方のものさしを
使って、言葉を聞いたからです。

 

漢方のものさし

 

人は決して同じ人はいません。
色んな体質があって、それによって
食べ物の好みも違い、性格も違います。

とうぜん、体力や
病気に掛かった時の抵抗力も違います。

 

その違いをみるのが「ものさし」

 

ということで、今回は漢方のものさしの一つ。
体力、病気に対する抵抗力をはかる
「虚実の証」についてお伝えします。

 

 

実証・虚証・中庸

 

漢方の世界では、
体力の充実度や、
病気に対する抵抗力の強さによって、
実証、虚証、中庸という体質に分けられます。

 

自分の体質がどれにあたるか
簡単なチェックシートをご用意しましたので
まずは、チェック!!

 

実証 虚証 中庸
筋肉質 やせ型、水太り 中肉中背である
大きい・力強い 小さい・弱い どちらでもない
顔つやが良い 青白い どちらでもない
声が大きくてしっかり 声が細くて小さい 普通
まったく疲れない 直ぐ疲れる どちらでもない
元気がありあまる 元気があまりない どちらでもない
食欲は旺盛で早食い 小食でゆっくり どちらでもない
血圧高め 血圧低め どちらでもない
冷えに強い 冷えに弱い どちらでもない
冷たいものを好む 温かいものを好む どちらでもない
胃腸が丈夫 胃腸が弱い 普通
便秘がち 下痢、軟便がち 普通
爪がピンク入りでなめらか 爪に筋や波がある 普通
生活は不規則 きわめて規則的 どちらでもない
徹夜をしても平気 徹夜をすると翌日寝込む どちらでもない

 

あてはまる数が一番多かったものが、
あなたの体質。

実証と中庸が同じ数なら、やや実証。
虚証と中庸が同じ数の場合は、やや虚証と
なります。
また、実証と虚証が同数であれば、中庸と
考えましょう。

 

では、「触られるの嫌いやねん」の
マッサージを嫌うのは実証
マッサージを喜ぶのは虚証
となります。

 

この表を見ると、実証の人は
元気があって、病気に対する抵抗力も強く
一番健康そうに思えますが、実は違います。

 

漢方の大家、医師の丁宗鐵氏よると
「癌になりやすいのは実証の人」だそうです。

 

癌になって治療を求めにくる患者さんの
ほとんどが実証の人。

 

これはどういうことかと言うと
実証の人は体力や気力が過剰で、
病気に対する抵抗力は強いし、
無理がきく。

 

無理がきくから、病気を感知するセンサーが
鈍くなる。

 

そうなると、少々調子が悪くても
どんどん無理して体に負荷をかけてしまう。

 

その結果が、癌という形になって
現れてしまうのです。

 

一方、虚証の人は、体力や気力が弱く
少しの無理でも疲れを感じ、病気の
抵抗力も弱いタイプ。
しかし、病気に対するセンサーが
鋭く、少し体調を崩すと養生するので
重病になることは少ない傾向にあります。

 

実証でもなく、虚証でもない
バランスがとれた中庸が
健康な状態です。

 

まずは、自分の「証」を知る。

 

そして、虚と実、どちらかに傾いているなら
中庸にもっていくように、食事、生活、
心の状態を上手に調節していくことが
大切です。

 

それを養生というのです。

 

 

そこで、おススメは漢方薬。

 

漢方薬は、上手に体のバランスの
乱れを整え、病気を治していきます。

 

虚証も実証も実は、病気の一歩手前の
未病状態。
病気に進む前に対策を!!

 

ニュートラジェンの漢方部門の
藤薬局にお気軽にご相談くださいね。

 

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https://fujiyakuten.com/