運気アップの運知(ウンチ)チェック -2-

★病気を生み出す「大腸」

ここで、50年近く「ベン」の研究をされている理化学研究所特別招聘研究員
農学博士. 辨野 義己(べんの よしみ)先生の言葉をシェアしたいと思います。

「大腸というのは酵素のない暗黒世界です。腸内細菌の住みかが大腸であるがゆえに、
人の臓器の中でもっとも病気の種類の多い臓器は大腸なんです。
挙げればきりがないほど、さまざまな疾患が大腸から生まれてきます。

腸内細菌は、さまざまは発がん物質や、発がん促進物質、
あるいは細菌毒素を産出して、直接大腸に傷害を与えて病気を起こしてしまいます。

さらに、大腸の壁からこういう物質が吸収されて、内蔵に傷害を与えて、
さらにいろいろな病気を起こしてしまいます。
とくに乳がんがそうです。

また、免疫機能が低下するベーチェット病膠原病なども、腸内細菌によってつくられた物質によって起こってきます

腸の病気は腸内細菌が作ったものであり、全身の病気もそうだと思いますが、
もっとも大事なのは、「腸脳相関」といい、我々の怒りとか、考え方、安堵感、
これもなんと腸内細菌が作っているのです。

チュロシンという物質は、ドーパミンという脳内活性物質の前駆体物質なんですけれども、
そのチュロシンの産生を抑制するのは、なんと腸内細菌なんです。
だからアルツハイマーとか認知症の促進にも、間接的に腸内細菌が関係してくることもわかってきました。

体内にいる微生物、腸をはじめ体内に宿っている腸内細菌が、
体のすべてのことをコントロールしている可能性が強いと考えられるのです。


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世紀は「大腸」の時代です。健康のための基本は大腸なのです。

大腸というのは病気の発生源ですが、一方で、腸内細菌をコントロールできれば、
健康の発信源になれる可能性もあるということがいえると思います。

いい腸内環境とは、善玉菌が多くて悪玉菌が少ない環境です。
大腸のコントロールが、ご自身の健康を考える上で、一番大事な要点です。」

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大腸にいる腸内細菌が大きく病気に関わっていることがお分かりいただけましたか?

そして、辨野先生も、日々のウンチチェックを推進されておられます。
ウンチチェックから、自分の体の状態を知り、良いウンチを出す習慣を身につけようと言っておられますよ~

★良いウンチを出すには?

良いウンチを出すには、まずは、善玉菌優位な腸内環境を整える食生活が大切。

味噌や醤油、お酢、ぬか漬け、キムチ、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品。
大豆やゴボウ、アスパラガス、タマネギ、トウモロコシ、にんにく、バナナなど、
オリゴ糖を多く含む食材。悪玉菌と腸内の有害物質を減らす働きがある食物繊維などは、良いウンチを作ります。

そして、それを出す力を養う。それには、やはり体を動かすこと!!
エスカレーターの利用をやめて、階段を利用するという手軽にできることから運動量を増やしていってください。

次に辨野先生の腸年齢チェックを載せています。
腸内環境の状態を知り、生活の改善に役立つ一歩となると思うので、是非ともチェックしてみてください。

  

腸年齢を知って生活を見直そう!!

★ 腸年令チェックリスト ★ ※緑字は重要項目です
食事編
□ 朝食は食べないことが多い
□ 朝はいつも忙しい
□ 
食事の時間は決めていない
□ 
外食は週4回以上
□ 野菜不足だと感じる
□ 肉が大好き
□ 
牛乳や乳製品が苦手
□ 
アルコールを多飲する

生活習慣編
□ トイレの時間は決まっていない
□ 
おならが臭い、臭いといわれる
□ 
タバコをよく吸う
□ 
顔色が悪く老けて見られる
□ 
肌荒れや吹き出物が悩みのたね
□ ストレスをいつも感じる
□ 運動不足が気になる
□ 寝つきが悪く寝不足

トイレ編
□ いきまないと出ないことが多い
□ 
排便後も便が残っている気がする
□ 
便が硬く出にくい
□ 
コロコロした便が出る
□ ときどき便がゆるくなる
□ 
便の色が黒っぽい
□ 出た便が便器の底に沈みがち
□ 
便が臭い、臭いといわれる

■ 4個以下の人
腸年齢=実年齢
腸年齢は若い。バッチリ合格!今の生活を続けましょう。

■ 5~9個の人
腸年齢=実年齢+10歳
腸年齢は実年齢より少し上。でも気を抜かないで。

■ 10~14個の人
腸年齢=実年齢+20歳
腸年齢はがけっぷち。転げ落ちる寸前です。

■ 15個以上の人
腸年齢=実年齢+30歳
腸年齢はヨレヨレ、危険信号!即、生活習慣の改善を。