セルフコンパッションを実践しましょう!
いつもありがとうございます。
セルフは自分自身。
コンパッションとは、思いやり、慈悲という、元は仏教的な概念です。
セルフコンパッションとは、
「自分の愛する人を思いやるように、自分自身を思いやること」を意味します。
米国ピッツバーグ大学は、昨年末、セルフコンパッションを実践した
中年女性は、高血圧、インスリン抵抗性、コレステロール値などの
他の従来の危険因子に関係なく、心血管疾患を発症するリスクが
低いようだ、という研究報告をしました。
研究チームは、45-67歳の女性約200人を対象に、セルフコンパッションが
動脈硬化に及ぼす影響を検討するために、頸動脈の超音波測定を行いました。
その結果、研究チームは、セルフコンパッションが高い女性は
低い女性よりも、頸動脈壁が薄く、プラークの蓄積が少ないことを発見したそうです。
この調査結果は、自分に対して思いやり、慈悲を持つことの重要性が顕著に現れました。
セルフコンパッションの実践は、カウンセラーや臨床心理士が慢性ストレスに
対処しているクライアントによく提案するツールで、不安、過敏症、
軽度のうつ病の管理も効果的であるとされています。
日常で取り入れたいセルフコンパッションを高める基本的な技法のひとつは
「スージングタッチ」。

スージングタッチ
顔を包んだり、胸元やおなかに手の平を当てたり、自分の体の中でしっくりする
場所に優しく触れて、優しい言葉をかけて、いたわり、なだめてあげてください、
習慣にすることで、心穏やかに毎日を送れるようになります。
(石井)