夏野菜を食べよう!!
暑さもいよいよ本番となって、本格的に旬を迎える夏野菜。
太陽の光をいっぱいに浴びて育ったみずみずしい夏野菜には、旬のおいしさや栄養が、ぎゅっと詰まっています。
キュウリ、トマト、ピーマン、ゴーヤ、ナス、トウモロコシ、カボチャ…
濃いハッキリした色がその特徴といえます。

夏野菜たち
それらの色の多くは、フィトケミカルの一種の色素成分によるもの。
数千種類以上あるフィトケミカルには、抗酸化作用を持つものが多いことから、抗酸化作用による老化予防が期待できるほか、代謝の促進、免疫力向上、脳機能の強化など、その種類によってさまざまな働きがあると言われています。
それだけでなく、夏野菜は水分やカリウムを豊富に含んでいるものが多く、身体にこもった熱を身体の中からクールダウンしてくれます。
トマトやキュウリなど生で食べられるものも多いので、夏に不足しがちな栄養素を簡単に補給できるのが夏野菜の長所です。
カリウムはミネラルの一種で、細胞内液の浸透圧を調飾して一定に保つ働きがあります。
また、神経の興奮性や筋肉の収縮に関わっており、体液のpHバランスを保つ役割も果たしています。
そして、ナトリウムを身体の外に出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちます。
暑い夏は、緑茶もオススメです。
緑茶は、清熱解毒作用があり、体内の熱と毒を取り去る作用があります。
食欲を抑えたり、消化促進効果も期待できます。
夏の暑さを乗り切るために、夏野菜や緑茶を利用して、上手に体温をコントロールしていきましょう。(石井)