アレルギー体質を改善しよう①糖質の食べ過ぎが副腎の機能を低下
春が近づくと、花粉症やアトピーなどのアレルギーが強く出る人がたくさんおられます。
辛いですよね~
その前に、できるだけ体調を整えて、体質を改善していきましょう。
溝口徹先生の著書「アレルギーは砂糖をやめればよくなる」を参考に、
アレルギーの体質改善について書いていきたいと思います。
まずは、アレルギーの原因から
①糖質の食べ過ぎが副腎の機能を低下させる
②腸内環境の悪化
③悪い油(脂肪)の影響から脱する
では、①からご説明いたしましょう。
日本人でありながら、ご飯を食べないという人はまず居ないと思いますが、
実はこのご飯、特に食べすぎはいろいろと弊害があることがわかってきました。
これは、ご飯に限らず、糖質(=砂糖やパン、うどん)などの炭水化物全般に
対して当てはまることです。
ご飯(お米)を食べると(特に野菜などの繊維質を摂らずに食べますと)血糖値が急激に
上がります。すると、血糖値を下げるためにインシュリンが遅れて大量に出てきて、
今度は血糖値は一気に下がります。
食事の後、急に眠くなったりすることがありますよね?
これは、血糖値が一気に下がったことが原因です。
血糖が下がりすぎた状態は体にとって危険なので、それを上げようとして体は副腎から
いろいろなホルモンを出します。
コルチゾンやアドレナリンがその代表的なものですが、これを頻繁にまた大量に出す必要が
多くなると、(つまりご飯などの糖質を毎日のように大量に食べていると)副腎も疲弊してきて、
これらのホルモンを出す力が次第に無くなってしまいます。
現代の食事は(特に外食は)糖質によるカロリーばかり多く、ビタミンなどの微量栄養素が
不足していることもこの副腎疲弊の大きな原因です。
副腎皮質が疲労して必要な時にもコルチゾンやアドレナリンが出せなくなると、これらは炎症を
抑える性質のホルモンなので、炎症がひどくなり、アレルギーの症状が顕著になるわけです。
次回は、「②腸内環境の悪化について」お伝えいたします。 (成澤)