燃え上がるお出会い!L-カルニチン 1
少し前に取り上げたα⁻リポ酸は、糖質の燃焼に関わり、強力な抗酸化作用があり、フリーラジカルと戦い、そして解毒作用もあるといった素晴らしい栄養素でしたね。
さて、今回取り上げることにしたニュートラBK9に含まれている「L-カルニチン」
またまた、他社企業がどんなキャッチフレーズで販売しているのか、見ていきましょう。

Lカルニチン
肉類や揚げ物が好きな方におすすめします。
25日分/1日3粒(510mg) ¥2,030

Lカルニチン
脂肪にアプローチして、効率的なエネルギーの産生をサポートするので、運動によるダイエットをしたい方、脂肪分が気になる方、肉類を食べない方、疲れやすい方、若々しさを保ちたい方の体づくりを内側から応援します。
30日分/1日5粒(750㎎)¥1,250
脂肪燃焼やダイエット用のサプリメントとして販売していました。
では、なぜ脂肪燃焼やダイエットにL-カルニチンが必要なのかを説明していきましょう。
L-カルニチンとは?
L-カルニチンは、必須アミノ酸のリジンとメチオニンから主に肝臓や腎臓で生合成される分子量の非常に小さな化合物です。
私たちの筋肉細胞(主に「骨格筋」や「心筋」)に多く存在しています。
体内で使用されるL-カルニチンは、平均的な日本人の場合、全体の約4分の1が体内の生合成、残りの4分の3が食事からの供給と言われており、大部分が食事から補給されています。
では、どんな食品にL-カルニチンは含まれるのでしょうか?
実は、卵・豆・野菜類にはほとんど含まれず、その多くは羊肉や牛肉などに含まれます。
しかし、加齢に伴う生合成能の低下および食事量の減少により、高齢になればなるほど筋肉細胞(主に「骨格筋」や「心筋」)のL-カルニチン濃度が低下します。
最近では、若年層でも無理なダイエットなどで、L-カルニチンが不足がちになっています。
L-カルニチンがないと脂肪が燃えない!
脂肪は、大切なエネルギー源であることは、皆様ご存じだと思います。
脂肪は、筋肉細胞内にあるミトコンドリアでエネルギー産生工場の中でATPというエネルギーを産出します。
L-カルニチンは脂肪と結合して、ミトコンドリアに運ぶ役目をしてくれます。L-カルニチンと脂肪がお出会いをするからこそ、私たちはエネルギーを生み出せるのです。
しかし、お出会いがなかった脂肪は、悲しいことに、体脂肪となる運命なのです。

ATPエネルギー産生工場
脂質のエネルギーは1gで9kcalという大きな力です。
その脂質をエネルギーに変えていくのか、はたまた、体脂肪に変えるのか、脂質の運命をL-カルニチンが握っているということです。