金継ぎ(きんつぎ)
皆様は、「金継ぎ」をご存じでしょうか?
「金継ぎ」とは、陶器などの割れや欠け、ひびなどを修復する日本の伝統的な修復技法です。
現在、世界中から注目を集めています。
割れたり欠けたりした陶器や漆器などを、まず天然の強力接着剤である漆(うるし)でつなぎ合わせ、その部分を金や銀などの金属粉で装飾していきます。
決して傷をなかったものにするのではなく、その物の歴史だと尊重して、新しい命を吹き込んでいく作業です。
レジリエンスワークを提供しているヨーロッパのある企業が、「金継ぎ」をワークに取り入れようと現在動いております。
担当者は私の友人で、その話に、私はとても納得がいきました。
レジリエンス(resilience)とは、「困難にぶつかっても、しなやかに回復し、乗り越える精神的回復力」のことです。
レジリエンスが高い人は、ありのままの自分をまず受け入れていける人です。
昨年、バチカンにて、立ち見がでるほどに大盛況の講演をされた京都にある「金継ぎ・漆芸修復」の平安堂の店主が、BBC(英国放送)のインタビューに答えられた内容をご紹介させていただきます。→インタビュー
皆様の生きるヒントになれば幸いです。
(石井 恵美)