「肥甘厚味」と「生冷食」を避けて梅雨を乗り切ろう!
いつもありがとうございます。
梅雨はジメジメとした高い湿度と長雨が続く季節。
中医学では、多すぎる湿気は体に害をもたらす「湿邪」となり、健康を損ねるものになります。
「湿邪」を理解していただくには、スポンジを想像していただくと良いでしょう。
スポンジは水を吸うと重くなり、冷たくなります。
「湿邪」に侵された体も同じで重くなり、冷えて冷たくなってしまうのです。
「湿邪」は、消化器系の機能を低下させ、重くにごり、粘着して停滞し、下降しやすく、体の下部に症状が出やすいといった特徴を持っており、下痢、関節の痛み、食欲不振、頭痛などの症状が現れます。
ですから、梅雨の時期は、日ごろから胃腸の弱い人は要注意!!
意識的に「肥甘厚味」と「生冷食」を避けて、体の中から調子を整えてください。
「肥甘厚味」とは、脂っこいもの、甘いもの、味の濃いものです。
これらは消化器系に負担をかけて弱らしてしまいます。
また、「生冷食」の、生ものや冷たいものも、消化器系を弱らせ、不要なものを排出する力や、吸収する力を弱らせてしまいます。
消化器系が弱れば、血液を作り出す力や、エネルギーを作り出す力も低下してしまいます。
また、肌のたるみの原因にもなるので、いつまでも若々しく元気で
過ごすためには、まずは季節に合わせた食生活を心がけましょう。
(石井 恵美)