動脈硬化、心臓病とコレステロール①
「コレステロール」って、気になる言葉で捨て置けない方も多いのでは?
卵の黄身には1.4グラムも入っているので、これを理由に食べない人も
いらっしゃいますね。
でも卵をいっぱい食べたら心臓病や動脈硬化になるなんて聞いたこと
ありますか?
お医者さんはメタボ〔メタボリック症候群〕の一大要因としてコレステロールを
挙げられます。
これが多いと「薬を飲んでコレステロールを減らさなければいけません」と
おっしゃいますね。
コレステロールを減らす薬〔スタチン薬と総称されます〕は20年以上前から
製薬メーカーの最大のヒット商品で、処方されている方も多いのではない
でしょうか?
それなのにです、心筋梗塞などの心臓病で亡くなる人は〔2011年米国にて〕
毎年ほぼ60万人と減るどころか増える一方です。
薬でコレステロールを減らすことは出来ているのに、なんだかおかしな話ですね。
実は、血管が詰まって起こる「心筋梗塞や脳梗塞はコレステロールが原因ではない」と
いう説が研究者と一部の医師との間で認められるようになってきているのです。
(何でスタチン薬をのまされるのだろう?と疑問を持たれた方も多いのでは!)
大阪八尾市で約28000人を10年近く追跡し、その方たちのコレステロール値と
健康度〔病気になった率〕の相関をとったところ、総コレステロール値が
260から280前後の人がもっとも健康だったという結果が出ています。
260から280前後!、こんなに総コレステロール値が高くて、スタチン薬を飲むのを拒否した
としたら・・・『自殺行為』だとおっしゃるお医者さんがまだまだ主流ですよね。
しかし、コレステロールは高めが健康に良いという報告が、アメリカ、イギリスなど
欧米で数え切れないくらいに出ているのです。
こういった真実は一般の方向けの本にも多数出ていますのでぜひとも一読を!!
「コレステロールと中性脂肪で薬は飲むな」祥伝社新書 や、
「コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる」講談社プラスアルファ新書
などなどまだまだ多数あります。
コレステロールはなぜある程度高いほうが良いのかについてもこれらの
本に記されていますので、詳しくお知りになりたい方は、是非ともお読みください。
次回は、血管のつまりや、動脈硬化の原因をみてみましょう。 (成澤)