動脈硬化、心臓病とコレステロール③酸化と戦う!
酸化した油〔不飽和脂肪酸〕は大きく分けて2つの特長があります。
1つは、血管の壁に入り込むこと。
もう1つはその入り込んだ血管の壁で「外敵」と
みなされて免疫細胞に攻撃を受けることです。
この免疫細胞が攻撃をすることによってどんどんと「炎症」が進んでいくとともに、
それを攻撃する免疫細胞、特にマクロファージュと呼ばれるものが集まってきます。
そしてこれによる攻撃とその起こる炎症の悪循環が起き、動脈硬化や
動脈内のできもの〔アテローム性プラーク〕ができます。
これは傷のようなものなので、その周りに血が固まる現象が(血小板の作用で)起き、
柔らかい「かさぶた」が出来て、これが動脈を塞いで心筋梗塞や脳梗塞を起こします。
コレステロールは「酸化」すると、酸化した油と同じように免疫細胞に攻撃されたり
食べられたりします。
このためにコレステロールをおなかの中にため込んだマクロファージュが死んで
この血管内の「おでき」にたまりますが、すべて酸化した油とコレステロールが見られ、
酸化していないコレステロールは殆どありません。
酸化していないコレステロールはいろいろな理由で必要不可欠です。
そして、害はありません。
つまり大事なのはコレステロールを減らすことではありません。
いかに酸化したコレステロールを作らないか!なのです。
もちろんコレステロールがなければ酸化したコレステロールも出来ませんが、
コレステロールは体に必要不可欠なものなのでむやみに減らしてはいけません。
結論は、動脈硬化を防ぐ方法として最も大切なのは油やコレステロールの「酸化」を
防止することです。
このためには、ビタミン類やアルファリポ酸などの抗酸化物質を十分補うことが
必要です。
高齢者は特に酸化が起きやすいので、十二分に摂るべきでしょう。
BK9とヴァイタはこれらの必要なビタミンとそのほかの強力な抗酸化性物質が
十分に配合されていますので、是非とも続けて取られるようにお勧めします。
またすでに酸化した油は百害あって一利なしですので極力避けるようにすることはもちろんです。
(成澤)