癌は体内の環境の悪化によってできるのです。by ゲルソン博士
メキシコのテイファナの南にある栄養による医療を提供するクリニック、
「癌治療で有名なゲルソンクリニック」
ゲルソンクリニックの創始者である故マックス・ゲルソン博士は
1930年当時は不治の病であった結核患者450人の殆どを栄養だけで
完治させました。
まったく同じ方法で、末期がん患者も6割以上を治しています。
(ちなみに西洋医療の標準治療では第4期『末期』の癌患者の
5年生存率は現在でもほぼゼロに近く3%未満にとどまっています。)
この治療実績が驚くべきこととして話題となり、米国上院の
諮問委員会に招かれた際に冒頭にあるように「ガンはほかの病気と同様で、
体内環境の悪化によって出来るのです。体全体の代謝機能が低下し肝臓や
その他の重要な臓器がダメージを受けた結果として出来る病気で、
ガン以外の病気もみな同じく、内臓のダメージが原因で起きるのです。」
と証言をされたということです。
逆を言えば、「体内環境を良好に保てば癌は出来ない!全ての病気も防げる!!」と
いうことをゲルソン博士は言っているのです。
この言葉に基づいて「どうしたらガンが予防できるか」について
主に栄養とサプリメントの観点から考えてみたいと思います。
それではゲルソン博士の言う「良好な体内環境」とは何でしょう?
酸素が来ない内臓ではがん細胞が発生しやすく、酸欠状態にするとほぼ全ての
細胞ガンになってしまいます。
逆に酸素と血流が十分な臓器である心臓には癌は発生しません。
(心臓癌って聞いたことありませんよね?)
1931年に「呼吸酵素」の発見でノーベル生理学・医学賞を受賞したドイツの
生化学者オットー・ワールブルグ博士は、
「細胞を35%以上の酸欠に追い込むと100%ガン化します」
との研究結果を発表しています。
ですから、からだの隅々まで栄養と酸素がいきわたる様に血行を良くする事は、
がんの予防に大変有効なことなのです。
もうひとつ酸素について重要なのは、細胞は血液が近くまで酸素を運んできて
もそれを取り入れる力や体制ができていなければこれを取り入れられず、
酸欠や、栄養失調になるのです。
細胞を囲む細胞膜はほぼ全てがリン脂質で出来ていますが、ここに
おかしな油(トランス脂肪や酸化脂肪酸)が入ると硬直した細胞膜となり、
柔軟に栄養や酸素を取り入れられなくなるのです。
このためこの細胞膜を柔軟に保ってくれるオメガ3脂肪(魚油に多く
含まれるDHA, EPAなど)やオメガ9脂肪(オリーブ油に多い)が
重要で、実際にEPAやDHAがガンの発生や増殖を妨げることが実験で
確認されています。
では、もう少し突っ込んで、良い栄養について次から見ていきましょう。
(成澤)